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成功させよう転職 > 面接 スキル編 > 仕事からどんな成長が出来たのか

仕事からどんな成長が出来たのか
■職務経歴を思い返す
面接で職務経歴を説明する時、「こんな仕事をしていました。」とこれだけ言っても自分のキャリアは
伝わらないでしょう。なかなか他人に仕事の説明をするというのは難しいものです。ただ職務経歴書に
書いてある事をそのまま読めばいいものではありませんし、すぐに終わってしまいます。なんの工夫も
されていない説明には仕事への意欲もあまり感じられません。何事も考えをまとめずに行動に移すと
足がつります。それは転職活動も一緒です。


特に最近の採用傾向としては与えられた事をこなすだけの人より、仕事に目的意識を持ち、熱意を
もって向い、その結果会社へ変革を与える人がより好まれます。特に中途採用者は新卒採用とは
明らかに違っていて、面接で理想だけを語る人は説得力に欠け採用されにくいです。


中途採用者に求められるのはほぼ間違いなく実務経験です。ただし同じ職種で実務経験がある応募者は、
当然他にもいますからライバルよりも優れている事を、面接の受け答えで感じ取ってもらう必要があります。
したがって実務経験にもうひとつプラスアルファがないと、採用されるのは難しくなります。


そのプラスアルファが
仕事を通じて成長出来た事です。これを語れるのかどうかで大分面接の
通過率が変わってきます。企業は会社に入ってからも、自分で成長しようと努力する人を高く評価します。
企業も仕事で活躍してもらって、会社に貢献してもらった方がプラスになるからです。


そういった意味もありこの質問をしてくる企業は、応募者に興味をもっている事が多いです。
この仕事の中で成長出来た経験は、必ずといっていいほど準備しておく必要があります。


まずポイントに絞って記憶をたどる必要があります。
@どんな志をもって働いていたか
毎日の業務の中で自分なりにどんな志をもって働いていたか。「工数を削減するためにはどうすれば
良いか」とか、「店頭のリピーターを増やすためには、どんな対応をしなければならないのか」とか
いわば常に現状よりも良くしようとする姿勢をもって、働いている事を伝えるためです。
仕事はルーティングワークであっても、成長しようという意識をもって働くかでその人の仕事に取り組む
姿勢が見えてきます。


A具体的にどんな工夫をしていたのか
志をもつだけでなく、それをどんな形で実行していたのか。
「製作加工時間短縮のためにプログラムを見直した。」、「売上を上げるために商品説明をする際は、
機能の説明だけではなくこんな時に便利ですという付加価値まで説明するよう心がけた。」など
具体的にどんな行動に移したかのか、という事まで掘り下げます。


B工夫した結果どうなったのか
工夫してその結果良い方向に転んだのか、それとも思い通りにならなかったのか。
相手に客観的に伝えられるように数字化してみます。
「作業時間が1分短縮された」、「営業成績が1カ月で15%上がった。」、等


C結果を踏まえ学習できたこと
結果からどんな成長ができたのか。その後の仕事にどんな形でプラスに働いたのか。
「作業時間に余裕ができて他の仕事も覚えられた。」、「あらためて顧客のニーズに答える商品説明が
必要だと思った。」等、具体的に学習出来た事を思い返してみます。
仕事の結果がよかった、だけで分析を終えない事です。
このような成功事例だけではなく、失敗事例も自分が成長できる貴重な経験の一つです。


面接で@〜Cを取り入れた回答ができるように整理しておきます。
そうすることで自分で考えて動ける、創意工夫できる人物であることが採用担当者に伝わり易くなります。
中途採用者は会社では即戦力として期待されます。ただ入社したての頃はいろいろと新たに覚えなければ
ならない事があります。その中でも新卒とは違う動きを求められます。すべての面で教育されるわけでは
ないので常に工夫する意識をもつ事が大切です。


@〜Cを面接官とのやり取りに置き換えた例
Q:あなたの今までの経験してきた業務内容を教えて下さい。
A:私は3年間NWの運用保守のサポートをしてきました。@その中で意識して仕事に取り組んでいた事は
運用保守者に安心してもらえるようなサポートをする事です。


Q:具体的に安心されるようなサポートとはどんな事をしていたのですか?
A:A緊急の電話があった場合などは、調査しないとわからない事があったりまします。そのような時も
電話は切らずに、つないだまま対応していました。電話を切ってしまうと顧客の不安をあおるようなものです。
またメールの時も同様にすぐに明確な回答ができない時は、「すぐに調べて返信します」といったメールを
返信して対応していました


Q:その対応をした事でどんなメリットがありましたか?
A:一番大きなメリットは信頼関係の構築です。B前会社のシステムの導入してから6年間ほど、
いまだに契約して使用してもらっている事です。
そのような対応をしているうちに、運用保守現場の
話も聞けたりして、今後アドバイスするのにも勉強になったりもしました。

C自社のシステムは自社でなんとかするこの気持ちを持つ事、同時にNWの学習もしながら仕事を
する事が、よりよい顧客との関係を築けるという事を学びました。


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成功させよう転職 > 面接 スキル編 > 退職した理由の分析
退職した理由の分析
■なぜ会社を辞めようと思ったのか
転職しようと思った多くの理由は、不満があったからというのがあって当然です。
・上司からのパワーハラスメントに嫌気がさした
・休日出勤ばかりで自分の時間がもてない
・重労働の割には給料が安くてモチベーションが上がらない
・新規開拓の営業ノルマがきつい
・サービス残業が多い

この不満を思い返してみる時は、こんな不満は自分勝手かなという概念はすてて、思いつくまま
書き出してみます。自己分析は自分自身を知る事です。自分の本音と向きあわないと意味がありません。
転職を考えた時に不満がある事が悪いことではなく、不満がある事を突き詰めて考えないでおく事の
方がよくありません。これはこのような不満が改善された職場で働きたい、という転職の動機なのです。


なぜ突き詰めて考えないとだめかというと、本当に不満に思った事に自分で気づかないと、また転職を
くり返してしまいかねないからです。例えば営業職を辞めたいと思ったとします。売らないと上司に
説教されるし、同僚からも色目でみられるいい事はない、でも自己分析してみるとそれは本当に営業が
いやになって辞めたわけではなく、新規開拓の営業がきつい会社だったから、などの理由に気づく事も
あります。


このような例の場合、自分で営業がいやになったと決めつけて製造業に転職したとします。
するとやはり人と接する仕事が好きだった事に気づき、また営業に転職という事になる可能性も
あります。自己分析はよりよい転職をするために実施するものですが、転職を繰り返さないために実施する
ものでもある、という認識ももちましょう。

■転職の動機
マイナス思考の考え方を違う角度からとらえてみます。
@働いていて職場に不満があった

A不満を改善したかった

B不満が改善できなかったので退職した。
転職をする人の頭のなかにはこのような順番があると思います。


ではこれをどう分析するのか


「@働いていて職場に不満があった」を具体的なレベルまで落とし込んでみるのです。
不満
@休日出勤ばかりで自分の時間がもてない
転職の目標
●一週間に2日は休めるような職場で働きたい

不満
●サービス残業が多い
転職の目標
●残業代は100%支払ってくれるような会社で働きたい


結果的に言える事
一週間に2日は休めるような職場で、残業代は100%支払ってくれるような会社で働きたい
という会社選びの自分なりの基準が分かってくると思います。


直観的に「いやだな」と感じるままにしておかないで、それからどう改善されればよいのか
まで詳細に追求してみると、どんな理由で転職しようと思っているのかが具体的に見えてきます。


■企業との接点を常に意識する
不平不満を職務経歴書に書いたり、面接で言葉にするのはよくありません。でも会社を退職したわけ
ですから、その会社では働こうと思う気持ちがなくなったのも事実です。このあたりを面接官は気にします。
「御社はキャリアアップ出来る会社だと思いました。」これが本音だといいのですが、このような
回答をする応募者はいやになるほど見てきているはずです。


本当に思っているのかどうかの確認をするために、いろいろな角度から質問を投げかけます。
心から思っていないと答えがちぐはぐになり、やがて言っている事が矛盾し、すぐに本音でないと
見抜かれます。


ここで大事なのは「前職ではこのような仕事がしたかったができなかった。しかし御社ではこんな事が
出来そうだと思った。」と接点を交えて言える事です。前職で自分がやりたい仕事が出来なかったのは
不満ですが、きちんと自己分析できていて、やりたい事が明確に見えていればなにも負い目を感じずに
言えます。


たとえ突っ込まれたとしても本当に思っている事であればすぐに切り返せます。言葉に詰まるのは
心の中で「この場を上手くやりきろう」という思いがあるからです。


■自己分析の重要性
私も転職活動を始めたての頃は、転職のマニュアル本に書いてある模範回答のような言葉を
使っていました。ほぼ間違いなく不採用になるパターンです。そもそも会社がほしがる人材とは、
経験があってやる気のある人材です。どこかで聞いたような言葉からはやる気までは感じ取れません。
他の応募者と差別化ができないのです。もっと採用側からいうと判断材料がない事になります。


こんな状態になるのは自分と本気で向き合っていないからです。なぜ前職の会社を退職してまで
転職するのか、企業の面接官を納得させるだけの理由がみつかりませんでした。いわゆる前職に
対する不満を抱え今後どうなっていきたいのか解決しないまま、転職活動をしたのが原因です。
不満を感じて辞めたのはよくない、こんな考えが拭い去れませんでした。


ただもう一歩踏み込んで、どう改善されればよいのかまで突き詰めて考えるが、ものすごく重要だと
気づけたので結果的にはプラスになったと思っています。この気づきはその後の転職活動にも
かなり活かされました。みなさんも今一度なぜ転職をするのかよく考えてみて下さい。


それこそが自己分析の第一歩です。「ああ、あれは本当に嫌だったな」となにか思い浮かべてみて下さい。
それが仕事内容だったり、人間関係だったり、給料だったり人によって違いがあります。
それが浮かんできたら前進です。後はそこからそれがどんな形で改善されればよかったのか、
考え始めればよいのです。

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