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システムエンジニアは出来るだけ退職金制度がある企業へ転職しよう
システムエンジニアは出来るだけ退職金制度がある企業へ転職しよう
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求人を見るときには福利厚生は必ず目を通したほうがいいです。その会社で働いていて経済的に
保証してくれる内容がいろいろと書いてあります。給料の次くらいに重要ではないでしょうか。もちろん
システムエンジニアをやっていれば、こんなシステムを作ってみたいという願望もありますから、
仕事内容も大事ではあります。
しかしそもそもやりたい仕事ができていれば、お金は必要ないという人はいないと思います。生活できる
だけの報酬があって、それでいて好きな事もできる、だからこんな仕事がしたいと思えるのです。
そして福利厚生の中でも重要度の高い精度が退職金制度です。昔はほとんどの会社でこの制度が
あったと思いますが、最近の中小企業はかなり少なくなってきているように思います。
特にIT系の中小企業に限って求人をみると、独立系Sierが多いせいもあるのか、ほとんどの企業が退
職金制度を採用していません。その理由はこんな感じです。例えば３０年会社に勤めた人に支払う
退職金はかなりの金額になります。メーカーの大企業であれば支払える金額でも人材派遣業では
難しくなってきます。
三次請け位の会社だとプロジェクトに人を派遣して、一ヶ月の報酬をもらって社員に残業代込の給料を
支払うと、会社の手元に残るのはわずかな金額となります。中にはあまり残業しない人もいるので、
そういった人からは高い金額が利益として残り、その「手元に残った金額×社員数」が会社の利益と
なります。その中からボーナスなどを支払うと、退職金まで積み立てるような余裕はないのが現実的な
所です。
システムエンジニアは出来るだけ退職金制度のある企業へ転職しよう−
社員を大事にしているかどうかがある程度わかる
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では退職金制度のない会社も、致し方ないと諦めたほうがいいのでしょうか。たしかにIT業界の求人
をみると退職金制度のある会社はないです。でもそれはそういった企業に応募してみて、採用され
なかった場合に、選択肢を広げて探せばいいだけで、初めから福利厚生が薄いのを当たり前と
考えないほうがいいです。
私も転職活動をして求人検索をしていた時、IT業界で退職金制度のある会社は少ないと思いました。
しかし諦めないで探した結果、見つける事が出来ました。中小企業であってもハートのある社長がいる
会社だった事を覚えています。
その影響なのか、社員たちの面倒見もよかったです。転職して一番最初に配属された現場では
わからない事をすぐ聞けるように、派遣元のリーダーの隣の席に座れるように、顧客にお願いしてもらって
いました。そのおかげで大きなスケジュールの遅れもなく、プロジェクトを終える事ができました。
今でも非常に感謝しています。
なにか「プロジェクトに入ったら勝手にやってください」みたいな雰囲気ではなく、働いている人の不安を
理解してくれる人が多いように思えたのです。正直な話、中小企業が退職金まで積み立てるのは楽では
ありません。でも「社員の面倒は見るよ」という姿勢が会社の社風にまで反映されていて、すごく働きやすい
会社でしたし、辞める人もすごく少ない会社でした。
ただ単に退職金制度がある会社ではなく、社員の事をそこまで考える会社だという事です。
だから退職金制度のある会社に転職したほうがいいと思うようになりました。入社してみなければ
社風まではわからないものですが、私は転職した経験上、システム開発会社は求人に、この退職金
制度の記載があるかないかで、社員を大事にしているかを見極める一つの指標になると思っています。
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