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プログラマーでコーディングしか経験なくても転職は可能
プログラマーでコーディングしか経験なくても転職は可能
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一般的に傍から見て、システム開発は「プログラムを書いてシステムを作る人」、というイメージを持っている
人が多いのではないでしょうか。確かにコーディングはシステム開発には欠かせないフェーズではあります。
しかしそこに行きつくまでの要件定義から基本設計、詳細設計がさらに重要な工程であり、かつ難易度も
高いフェーズになります。
タイトルに似つかわしくないのですが、どちらかというと私は設計が好きな方でした。システムの仕様を
理解しそれを設計書に起こしていく作業がすごく楽しく感じていました。考える仕事の醍醐味を一番感じ
られるフェーズだと思っていました。ではコーディング嫌いなのかというとそうではありません。例えば
詳細設計書を元にメモリ領域をイメージし、その中でオブジェクトをどう使っていくかを考えます。多くの
場合は既存システムを参考に作っていくことになりますが、移行プロジェクトなどは既存に沿って
コーディングする必要が出てきます。
全くの新規機能の開発ならかなりの時間を必要とします。前例がないとなると、今ある機能を発展させ
求められている機能を完成させなければなりません。この辺りは私も経験があります。ただ詳細設計書
は自分で書いたので、それを実現するだけだったのですが、それでもなんの参考もない中、新規でプログラ
ミングするのは大変苦労しました。
プログラマーでコーディングしか経験なくても転職は可能−
常に前工程を目指す
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新規機能のコーディングをしていると、なにが正しいのかわからない状態になります。自分ではこれでいいと
思ってもよくなかったり、かなり無駄が多いコードを書いていたり、指摘されるとよく考えればそうだったと
気づく事が何度もありました。こんな事を繰り返しながら、コーディングをしていた記憶があります。こうやって
考えるのが好きだからこの職業を選んだので、頭を抱えながらもその時間が楽しくもありました。
こうのようにして開発をしていると、身に付くのはコーディングスキルのみと思うかもしれません。
しかしそうではないのです。設計書を書くスキルも十分身に付きます。私と同じ会社から派遣された
メンバーに１０年近くプログラムしか書いていない人がいました。詳細設計フェーズが１０年目にして
初めてというメンバーです。（ただしプログラミングスキルはかなりのものでした。）
設計は大丈夫かなと思っていたら、かなりのスピードで設計書を書き上げていきました。今まで経験が
ないのにです。つまり設計書を理解しているから、何年もコーディングを続けられるわけです。下流工程
の仕事だと思われがちですが、実は全くそんな事はありません。詳細設計くらいなら全然できます。
プログラム言語の知識しかないから、転職は不安だと感じる事もあるかもしれません。しかし設計書をみて
コーディングできるという事は、もう土台は作られています。
求人には「プログラムしか経験なくてもOK」と記載してある企業もあります。基本的にSierで仕事を続けて
いきたければ、詳細設計よりも前工程、つまり基本設計や要件定義までをこなせるようになっているのが
理想です。この業界は転職しながらスキルアップ、給与アップをするのは悪い事ではありません。会社が
守ってくれるわけではないからです。いざという時に頼りになるのは自分のスキルだけだと思っておいた
ほうがいいです。今の職場だとプログラマーから抜け出せないと感じていたら、転職も視野にいれてみては
どうでしょうか。
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