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システムエンジニアが年俸制の企業へ転職するメリット
システムエンジニアが年俸制の企業へ転職するメリット
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システム開発会社の給与形態は様々です。最近増えてきているのが年俸制の企業です。一般的には
大手ベンダー企業に多く存在していましたが、中小のSierにも普及してきています。年俸制を採用して
いる企業の特徴としては、明確な評価制度がある所です。一年に一度あるいは半年に一度社員の評価
を決める面談があり、そこで金額が決まるケースが多いです。
年俸制のある会社で働いたことのない人からすると、自分の年収が決まるから話し合いが長引いたり
すると思うかも知れませんが、長い時間アピールしても上司の評価の方が強く働き、決定する事の方が
圧倒的に多いです。
ではなぜ年俸制にしているのでしょうか。１つは残業代の抑制です。システムエンジニアをやっていると
一般職とは比較ができないくらいの残業時間になる事があります。休日出勤、深夜残業、徹夜などは
日常茶飯事です。最終的に１ヶ月の残業代が基本給よりも高くなる事が珍しい事ではありません。
例えばこれが忙しい時だけならいいですが、システム開発はプロジェクトに参加している間中、ずっと
残業の日々です。
私が金融系システム開発をしていた頃、詳細設計からITaまで在籍していたのですが、２２時より前に
現場を上がれたのは数えるほどです。つまりプロジェクトに関わっている間は毎月高い給与を
会社側は支払う事になります。会社が利益を上げるために年俸制を敷いているのです。
システムエンジニアが年俸制の企業へ転職するメリット−
スキルが求められる企業が多い
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これだと年俸制の会社で働くメリットはないように思えますが、そうでもありません。一番のメリットは
年俸制の会社のほうが年収が高い所です。そもそも明確な評価制度というのは、まずは目標を立て
させられその達成度に対して、それに見合った収入を得られるシステムになっています。この辺りは
会社の思惑も見え隠れしています。
誰でも高い収入を得たいと思いますから、スキルを上げようと努力します。そしてスキルが上がれば
顧客からの評価も高くなり、単価が高くなったり、人員増員の話が顧客のほうから出たりするように
なるのです。単価が上がれば多少高い金額を支払ってでも雇っているほうが会社にもメリットが
あります。
そしてもう一つのメリットは顧客から残業が抑制されたプロジェクトでも、高い収入が得られる所です。
例えば年収５００万だったとすると、÷１２で毎月約４１万ほどの給料が入ってきます。ボーナス２回を
含めた金額だと、大体÷１６で計算されるケースが多く、１ヶ月で計算すると３１万程になりますが、
トータルは変わりません。
景気が悪くなっても安定した収入が得られるのが良い点ですから、一概に残業代全額支給の会社よりも
悪いとは言えません。ただどちらを選ぶにしろ、顧客からは成果を求められることには変わりありません
から、高い報酬を得るにはスキルありきのものだと理解する必要があります。
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