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大企業の独立系Sierに転職するシステムエンジニアのメリット

大企業の独立系Sierに転職するシステムエンジニアのメリット

企業の規模は大中小と手掛けている事業、業界により様々です。これと独立系システムインテグレータ
もなんら変わりありません。数人程度の会社から1000人を超える会社まであります。独立系システム
インテグレータは人材派遣業ですから、極端な話、腕のいい社員が一人いれば会社として全然成り立ち
ます。私がシステムエンジニアをしていた頃、一緒の会社から派遣されていた同僚が、同じ部署に派遣され
ていた社員数人を誘って会社を設立していました。


仕事はどうするのかと思っていたら、その派遣されていた会社から任せられている仕事をそのまま新しく
作った会社で引き継いでいました。この業界でいう「起業と同時に顧客ごと持ってきた」という形です。
顧客の課長クラスに挨拶をして回っていたので、なぜかと思ったら起業するという事になっていました。
「君にはずっとやっててほしい」、「これからもお願いします。」など有難い言葉をかけられていました。


結局、仕事をアウトソーシングしている顧客は、その会社に対しての信用よりも、仕事を任せている
本人に対しての信用の方が優っているんだと思いました。それもそのはずです。独立系システム
インテグレータの担当営業や幹部などは一度人を派遣する契約が成立すると、もうほぼ現場には顔を
出さない事が多いです。こういった行動をとる人達に信用もなにもないのです。信用第一の業界だから
こそ数人でも会社が成り立つのです。

大企業の独立系Sierに転職するシステムエンジニアのメリット−
大企業になればなるほど企業情報の収集が重要

1000人ほどの企業になると、独立系システムインテグレータの中ではかなり規模になります。
なぜこんな規模にまで成長できるのかですが、一つ言えるのは金融系システム開発の直接請け
負い案件を数多く持っているから、というのがあると思っています。私も昔金融系システム開発
プロジェクトに派遣されていた事があります。その会社では、担当営業や上司に聞けば単価を教えて
くれる会社だったのでよくわかります。


パートナー会社でこの金額なら、メインの会社だったらかなりの金額だろうと容易に予想出来ました。
大企業の独立系システムインテグレータで働いているメリットは、まず最低賃金が高い事です。
求人の給料の金額をみていると他社よりも明らかに高くなっているのがわかります。そのくせ残業代
全額支給となっている所が多いです。ただしエンドユーザーと仕事に関して直接交渉ができるので、
残業時間の管理もしっかりとしていて、過度の残業にならないメリットもあります。


また福利厚生も充実しており、手当の種類が多いのもそうですが、扶養手当や住宅手当などの金額が
中小の独立系システムインテグレータと比べ、割高となっているのも魅力です。結果として年収が相場より
も高くなり、生活もかなり楽なります。しかしデメリットもあります。それは入社までのハードルが高い事です。
説明会に参加するのも書類選考を通った後だったり、その後筆記テストがあったり、書類選考から面接2回
で内定とはいかない事が多いです。


でもこれは入社後の高収入と雇用安定を考えれば安いものです。大企業の独立系システム
インテグレータに転職するには対策が必須ですので、まずはIT業界専門の転職エージェントに
相談しましょう。きちんとプロと一緒に対策を立てて入社試験に望めば、高いハードルがあっても
超えられる可能性が高くなります。私の経験上、圧迫面接をしてくるところもあるので、採用担当者と
接点のある転職エージェントからの情報提供がすごく重要になります。

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