ブランクがあって転職する場合の記載例 職務経歴書の書き方:ケース別編|成功させよう転職(人材紹介会社ランキング) 本文へジャンプ


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ブランクがあって転職する場合−ブランクは隠す必要はない

採用担当者は退職してから長い期間あいている、または半年以上のブランクがあるなどは
必ず「どんな理由があるのだろう」と疑問に思います。
特に職務経歴書にブランクについての記載がなにもないと、なにか書けない理由でもあるのではないか、
と余計な不安をあおってしまいます。


前職をやめてからかなりの時間がたっている人は、その期間なにをしていたのか、
またその理由はなにか、という事を職務経歴書の自己PRに記載するようにしましょう。


もし心的な問題や身体上の問題、親の介護等である場合は、その内容を記述して、
今はどうなっているのかという事実を明瞭にしておくべきです。


遅れをとってしまった事実は事実と認めて、素直に反省してからあたらにスタートを切りたい、という
思いに結びつけ記す事が必要になってきます。


私が転職活動をしていた時、半年以上内定をもらえなかった事があります。
つまり半年以上のブランクがあるという事になるわけですが、特に何も記載せずに応募書類を送付した
事があります。当時はそんなに景気が悪いわけでもなかった事もあり、送付した履歴書、職務経歴書は
運よく書類選考を通過しました。


しかし面接では説明を求められました。その時は「転職活動をしていました。」と答えたのですが、
決まって「なぜ採用されないと思いますか。」、「その期間はなにをしていましたか。」と掘り下げて
聞かれました。聞いてくれたと言った方がよいかもしれません。私は「やる気が伝わっていないから」、
「〜の通信制の講座の勉強しながら職を探しています」などとありのまま伝えました。
こんな答え方ではもとめている回答にほど遠いです。


なぜやる気が伝わらないのか、勉強しているのは応募職種にどんな形で役に立つのか、すくなくても
その内容を答える事が求められます。そしてそれは本来は自己PRに書いておきべき事ですから、
面接までほとんど好意で呼んでくれた事に早く気づいて、もっと転職について勉強するべきでした。


私は転職というのは情報収集に時間をかけ、正確に企業の情報を把握する事が必須だと思っています。
このサイトでは転職エージェントの活用を勧めていますが、なぜ勧めているがというと
利用する事のメリットを知ってもらいたいからです。転職エージェントは企業の採用担当者と
接点をもっていて、求められる人材像を正確に把握しています。


企業に求められる人材像を知って、初めて職務経歴書の書き方の指針や、面接対策などの
効果が出てきます。
一人でも無理ではありませんが、予想の部分が大半を占めるのが現状だと
思います。


ブランクがある人の職務経歴書と信頼関係

採用担当者に対して入社するまでは自分を評価する人、と応募者は考える人もいるかもしれません。
でもすでに応募書類を送って選考してもらっている時点で、同じ会社の同僚になるかもしれない人なのです。


なにか隠し持ったままの状態で、自分をアピールして今までの仕事の実績も、人間的にも認めれらたいと
思っても入社してから「そんな話は聞いていない」と言われて自分が困るだけです。


少なくても職務経歴書に書いてある内容は良くも悪くも信用されます。
いわば入社まえから信頼関係があるわけです。企業に入社するだけの応募書類にしないようにするのは、
転職を成功させるための心構えのひとつです。


ブランクがある人の職務経歴書−職務経歴 記載例

□職務経歴
●平成□▽年○▽月〜平成●▼年▲×月
   事業内容:○○販売、修理、車検 資本金:○○○○億円 従業員××××名



●平成■×年▲×月〜平成●●年○○月 □●×▲株式会社
事業内容:○○機器の製造、販売、修理、開発 
資本金:□□億円 売り上げ〜万円(平成×●年) 従業員102名
 期間  業務内容
 平成×■年▲▽月
〜平成▽□年●×月
 ■配属 第一営業部 ○○販売課 ■役割 ルート営業 
・営業スタイル:主にルート営業、一部新規開拓
・取引顧客:首都圏を中心とした法人固定客 担当顧客数110件
・担当地域:首都圏エリア
・実績 平成○○年目標契約件数○件 契約実績○件 達成率117%

※解説
職務経歴に空白期間があると少しハンデを背負う事を理解する必要があります。それが職務経歴書
からも採用担当者が感じ取れるように、少ない経歴でも表を作成して分かり易く伝える工夫をする。

ブランクがある人の職務経歴書−活かせる経験・知識 記載例

■ルート営業からルート営業の悪い
□活かせる経験・知識

・ルート営業の経験
・プレゼンテーションスキル

■営業事務職から開発職の悪い例
□活かせる経験・知識
・ソフトウエアの使用経験
・コミュニケーションスキル

※解説
抽象的にすぎる表現になっている。どんな経験を積んできて、どんなスキルをもっているのかが
分からない。

■ルート営業からルート営業の良い例
□活かせる経験・知識
・製品を売った後のフォローを大事にする営業スタイル
・短い時間でも商品の良さをアピールできるプレゼンテーションスキル
・定められた時間内に帰社するスケジュール管理能力
・顧客が必要としている商品を察知し提供できる観察力

■営業事務職から開発職の良い例
□活かせる経験・知識
・マクロや関数の使用経験からプログラムの基本的な知識
・プログラムのデバッグの経験あり
・営業事務経験もあるので初対面の人でも物おじしないで話せるコミュニケーション能力

※解説
経験、スキルだけで終わらせない。仕事のどんな場面で、どんな強みを活かせるのかを意識して
会社に貢献できるのかを具体的に書く。

ブランクがある人の職務経歴書−自己PR 記載例

■開発職から営業事務職の悪い例
□自己PR

@常日頃の激務かたたり体を壊して入院していました。現在は転職活動をしています。
開発と営業事務は異業界となりますが、Aパソコンを使う仕事であること、顧客とコミュニケーションを
とりながら仕事を進める所に接点があると認識しています。開発を通してソフトウエアのスキル
など必要なノウハウを身につける事が出来たので、これから長く社会人として働くにあたり貴重な
経験だったと思います。
開発職で培った創意工夫の能力は、営業事務のような臨機応変に動く事が
求められる職種で役にたつと考えています。
                                                       以上
※解説
@入院していたのは分かるが、なぜ営業事務なら仕事ができると思ったのか理由が不明確。
A異業界からの転職であるため、業務経験からの接点を売り込もうとしているが、抽象的な表現が
多い。もっと具体的に伝わるような書き方が必要。

■開発職から一般事務職の良い例
□自己PR
@システエンジニアを目標に仕事をしてきましたが、深夜残業、徹夜、休日出勤が重なり体を
壊してからは断念し、一般事務職で仕事に復帰を目指して現在転職活動をしています。

要求をヒアリングしてシステムをイメージし、そこから設計、プログラムを組む経験を積んできた事は
より効率的に仕事を進める上で必要なマクロ作成に活かせると考えています。今はA一般事務職として
より幅広く仕事ができるように、日商簿記2級の資格取得に向けてスクールに通って学習しています。

異業界からの挑戦となり、新しく覚える事も多々あるとは思いますが、忍耐強くあきらめない姿勢には
自信があります。できるだけ早く仕事を覚え会社に貢献できるように頑張ります。ぜひご検討お願いします。
                                                       以上
※解説
@空白期間がある場合は自己PR欄での説明を必ず記載しておく。
A未経験者は資格取得が大きなポイントとなるが、まだ取得していない状態で転職活動する場合は、
勉強中である事を伝えると効果的。

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ブランクがあって転職する場合のポイント



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